Brida -paulo coelho

大学生のブリーダが魔女になる為に、色々な葛藤や試練を乗り越えて行くお話。
とても宗教的で、そもそも“魔女になる”って事が非現実的だけど、
ブリーダが感じる不満やいらだち、喜びが素直に表現されていて、
親近感も湧きました。
パウロ・コエーリョが『アルケミスト』を書いた直後の作品らしく、
日本人の私としては、感情表現や宗教色の強さに少し違和感を感じたけど、
アルケミスト同様、心に残る言葉が所々にありました。

ブリーダが14歳の頃、自分は何をやっても上手く行かないと愚痴をこぼしていた時、
お父さんがブリーダにかけた言葉 
"Nothing in the world is ever completely wrong.
Even a stopped clock is right twice a day"

(この世界で完全に間違っているものなんてひとつもないんだよ止まってしまった時計ですら、一日のうち二度、正しい時刻を示すじゃないかー102ページ)

ブリーダ

ブリーダ